皆さんは、「マイクロコピーライティング」という表現を聞いたことがありますでしょうか?
Webのマーケッターは、業務量過多になりがちで、とにかく追われています。
広告テストにかけられる時間は、どうしても少なくなってしまいます。
そうすると、やはり一発で当てたい願望や欲がどうしても出てきてしまいます。
なんとなく、思い当たる節はありませんか?
それ自体を否定はしません。テストをやっている時点で何かが発見できます。
しかし、今日は、その弊害でスルーされる「小さなテスト」の重要さを考えようという話です。
その重要さを見直すきっかけとして、「マイクロコピー」(マイクロコピーライティング)という言葉を覚えて置いておくと良いのではないかと思います。
忙しい中、テストをしようと考えた時に「あ、マイクロコピー」と思い出せれば、この弊害は大分回避できることでしょう。
※「マイクロコピーライティング」はこちらを参照してください。
マイクロコピーは、「小さなテスト」を重視します。
例えば、
~~ 抜粋 ~~
「資料を無料ダウンロード」
変更 ↓
「無料で資料をダウンロード」
引用元:https://www.orecon.co.jp/archives/2446
~~
これだけで、非常に大きなインパクト(成約率1.5倍など)をあげているという話です。
こちらでは、LPに限った話で展開されているものの、広告のテストも同様です。
とても小さな変化が、大きなインパクトにつながる場合があるのです。
例えば、カタカナと平仮名、アルファベットの違いだけ。
例えば、句読点の位置を変えただけ。
こんな小さなことで、大きくクリック率が変わることがあるのです。
失敗を許容せず、一発で当てたい、と考えてしまうと、こういうテストは中々できません。例えば、たくさん作成した中で、たまたま実施できていたとしても、その違いを認知することはできないかもしれません。
オンライン広告の場合、ユーザーは文章ではなく無意識に単語を探しています。
キーワードのインサーションで大きくカバーすることはできているかもしれませんが、ユーザーが求めていることは、その先です。
例えば、
「基本要求機能にアドオンされるメリット」、
「言語化されていない、または意識化されていない欲求」
これらを満たしてくれるフレーズや単語を探しているのです。
さぁ、広告の勝てるマイクロコピーを探しましょう。
その方法は、ユーザーの思考をトレースし、仮説を作って何度も試す(ABテストをする)他ありません。
答えは、思考の先ではなく、実践の先にあるのです。